2020年3月
新型インフルエンザ等対策特別措置法
緊急事態宣言により強制的な措置も可能となる現行の法律。
「等」とあるが今回のCOVID19は対象にならないと政府は解釈し、新規立法を目指している。
スーパーチューズデー
米大統領選で党の候補者を決めるための予備選挙などが集中して開かれる火曜日。2020年は3月3日。これを前に民主党のブティジェッジ氏らが撤退を表明。
#外に出られないなら本を読めばいいじゃない
2月27日に首相が全国一斉休校の要請を出したのを受け、ツイッターで出版社が上記ハッシュタグを始め盛り上がっている。お薦めの本を紹介するなど
また大手出版社がコミック誌などをネット上で無料閲覧できるようにするなどの動きも。
国際女性デー
女性への差別撤廃、女性の地位向上を目指して毎年3月8日に女性が連帯しアクションする日。
今年は同日に性暴力の根絶を訴えるフラワーデモが各地で開催された。
東京大空襲
75年前の今日(3月10日)、米軍のB29爆撃機による空襲で東京の下町を中心として約10万人が死亡。27万戸が焼かれ、約100万人が家を失った。
歴史的緊急事態
国の「行政文書の管理に関するガイドライン」で規定され、それに指定された場合の政府の会議や会合につき作成すべき記録が明文化されている。
内閣府のサイトで見られる「行政文書の管理に関するガイドライン」では「歴史的緊急事態」を「国家・社会として記録を共有すべき歴史的に重要な政策事項であって、(中略)国民の生命、身体、財産に大規模かつ重大な被害が生じ、又は生じるおそれがある緊急事態。」と規定。
https://www8.cao.go.jp/chosei/koubun/hourei/hourei.html
3.11
9年前の今日14:46に発生した東北地方太平洋沖地震による地震津波災害。死者・行方不明者は関連死含め2万人以上。
また福島第一原発事故で大量の放射性物質が広範囲に拡散した。
『現代用語の基礎知識2012』(2011年編集)では総力特集「3.11からの再生」を展開。
2011年を記憶にとどめ、未来を見据えるために、地震、原発、メディアなどに関する様々な問題を取り上げた。
2011年の新語・流行語大賞は年間大賞が「なでしこジャパン」。トップテンに「絆」「帰宅難民」「こだまでしょうか」「3.11」「風評被害」など震災関連用語が多数選ばれた。また当時急速に普及した「スマホ」も入った。
パンデミック
疾病の世界的大流行を指す言葉。11日にWHOのテドロス・アダノム事務局長が新型コロナウイルス感染拡大がこれに当たることを表明。
パンデミック宣言は2009年の新型インフルエンザ流行以来。
テドロス・アダノムWHO事務局長の発言によると、コロナウイルスによって引き起こされたパンデミックは初めて。
高輪ゲートウェイ
東京・山手線で49年ぶりとなる新駅が14日開業。駅舎デザインは新国立競技場でも知られる隈研吾。
新型コロナ流行のため式典は開かれなかったが入場待ちの行列ができた。
ウーバーイーツユニオン
外食の宅配代行サービス「ウーバーイーツ」の配達員らで作る労組。配達員を運営会社は「労働者」ではなく個人事業主とみなし団交を拒否したため都の労働委員会に救済を申し立てた。
アマビエ
江戸時代に肥後の海中から現れた妖怪。この絵が疫病を防いでくれるとされる。
新型コロナウイルス流行の中SNSで話題となりイラストなどの作品が続々とアップされている。
オーバーシュート
英語で「度を越す」などを意味する言葉だが、政府の専門家会議が会見でCOVID19の爆発的な患者急増を指して使い話題となった。
ロックダウン
「都市封鎖」と同義で使う人が多いが、言葉の意味としては外から入れなくする「封鎖」ではなく危険を避けるための行動制限といった方が近い。
5G(ファイブ・ジー)
携帯端末の新しい通信規格。現行の「4G」よりも格段に速く、大容量のデータを通信できる。利用には5G対応の端末が必要。
25日にドコモが商用サービスを開始。他キャリアも続く。
3つの密
新型コロナウイルス感染の危険が高まる条件。
・換気の悪い密閉空間
・多くの人の密集する場所
・近距離での密接した会話
25日の都知事会見で一気に広まった感がある。
ソーシャル・ディスタンシング
新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため人と人との距離を物理的に空ける予防戦略。「社会距離拡大戦略」などと訳されているが、適切かどうか疑問を呈する意見も。