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#現代用語Today

2020年8月

ブラッシング詐欺

ネット通販サイトで商品が届き「注文完了」になるとレビューを書き込めるようになる仕組みを悪用し、業者が安価な商品を勝手に送り付け受取人のふりをして高評価を付ける手口の詐欺。「謎の種」送り付け事例がこれではないかと言われる。

ポビドンヨード

消毒に使われるヨウ素剤で一部のうがい薬に含まれる成分。吉村大阪府知事が新型コロナウイルス減少効果を期待させる会見をしたことで「イソジン」の売り切れが続出したが、風邪予防には有効でないという研究もあるなど注意が必要。

広島原爆の日

米軍による広島への原子爆弾投下から75年たち、死没者名簿に記載された人は32万人を超えた。松井市長は人類への脅威・新型コロナウイルスに対するため、世界平和実現のため、市民の連帯を強調。政府に核兵器禁止条約批准を迫った。

熱中症警戒アラート

気象庁と環境省が7月から関東甲信の1都8県で試験導入している注意喚起のための情報。7日に熱中症の危険性が高まるとして東京・千葉・茨城に対し初めて発表。外出を控え室内ではエアコンを使用する、など対策を呼び掛けている。

長崎原爆の日

米軍による長崎への原爆投下から75年。田上市長は長崎平和宣言の中で、核兵器の脅威へ警告を発し続けてきた被爆者に対し敬意と感謝を込めて拍手を送ることを呼びかけ、政府には1日も早い核兵器禁止条約への署名・批准を訴えた。

ベランピング

ベランダにテントやテーブルを出して食事するなど、手軽にキャンピング気分を味わうものとして新型コロナウイルスによる自粛が続くなか注目された。だだマンションの管理規約に抵触しかねない行為や、子どもの転落の危険、近隣への騒音被害なども指摘されており注意が必要。

日航ジャンボ機墜落事故から35年

乗員乗客520人が犠牲となった日航123便墜落事故から12日で35年。現場の御巣鷹の尾根への慰霊登山や追悼式典は新型コロナウイルスの影響で縮小を余儀なくされ、遺族の高齢化もあり記憶の風化が懸念される。

モーリシャス重油流出事故

商船三井の運航する貨物船が西インド洋の島国モーリシャス沖で座礁し燃料の重油が1000トン以上流出。美しい海が魅力である観光業に大きな打撃となり、ラムサール条約に登録された豊かな生態系への被害も懸念されている。

サプライズ花火

この夏は各地で花火大会が中止されたが、事前告知なしで打ち上げて「コロナ収束を願う」「医療従事者にエールを」といった企画が各地で行われ、居合わせた人々を楽しませた。一方でSNSで偽の打ち上げ情報が拡散される騒ぎも起きた。

王位戦

将棋のタイトル戦の一つで新聞三社連合が主催している。20日に藤井聡太棋聖が4連勝でタイトル獲得し羽生善治九段の記録を更新して史上最年少での二冠達成。同時に八段へ昇段したがこちらも加藤一二三九段の最年少記録を抜いた。

証人等買収罪

公判での証人に偽証をもちかける行為に適用される。偽証が未遂でも処罰対象となる。2017年施行の改正組織犯罪処罰法で新設。IR汚職をめぐる収賄罪で起訴された秋元司衆院議員がこの容疑で再逮捕。新設後初の逮捕者となった。

東京国際クルーズターミナル

世界最大級の客船も着岸できる、東京の新たな海の玄関口が完成。東京五輪に合わせ7月開業予定だったが新型コロナウイルスの影響で延期され9月10日開業予定。当面は寄港予定がなくイベント会場などでの利用を見込む。

オガサワラシジミ

小笠原諸島だけに生息する固有種のチョウ。外来種のトカゲに捕食されるなどで激減、2018年6月以降島での生息が確認できていなかった。島外で飼育してきた個体もすべて死亡し繁殖途絶したと27日に環境省が発表、絶滅の可能性も。

臨時代理

内閣総理大臣の職務遂行が不能になった場合に、予め指定された国務大臣(俗に副総理と呼ばれる場合も)が代理となるもの。内閣法に定められる。
28日辞意を表明した安倍晋三首相はこれを置かず後任選出まで執務続行と報道されている。

としまえん

1926(大正15)年に開園した遊園地が31日で94年の歴史に幕を下ろす。敷地を東京都が段階的に公園に整備するため。92年をピークに来場者は減っていたものの機械遺産に認定された回転木馬や自虐ネタの広告など近年も多くの話題を集めた。

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