2021年4月
まん防
コロナ特措法改正で新設されたまん延防止等重点措置を略した言葉。緊急事態宣言との違いは市区町村単位で出せる点など。
アナウンサーや政府の委員なども魚の「マンボウ」と同じイントネーションで発音しており、違和感があるのは否めない。
オンラインサロン
インターネットを通じて著名人などから話を聞けたりメンバーと交流できたりする会員制のサービス。
コロナ禍で対面交流が制限されるなか利用が増えているが、高額な会費に見合った情報を得られないのに解約できないなどのトラブルも。
ワクチンパスポート
新型コロナウイルスワクチン接種済み証明書のことをいう。海外での活用の動きを受け日本政府も海外への渡航者向けに電子証明書発行を検討する。
ただ未接種者差別につながる懸念から国内での活用には慎重姿勢だ。
デジタル改革関連法案
デジタル庁創設や個人情報保護法改正などを盛り込んだ法案が6日に衆院を通過。個人情報の目的外使用をより限定的にするなどの野党の修正案は与党が拒否した。
法案に反対する法律家からは監視国家化につながるとの指摘も。
余震
大地震の後にその震源周辺の領域で起きる地震。
言葉として「小さな地震」という印象があり、防災意識の低下を懸念した気象庁は東日本大震災を引き起こした巨大地震の震源周辺で起きる地震について「余震」の表現を使わないこととした。
生理の貧困
経済的な理由や周囲の無理解などにより必要な生理用品の入手が困難な女性がいる問題。男性中心社会で見過ごされてきた女性たちの声がSNSで可視化されたことや女性政治家の増加などにより、この問題への取り組みが世界的な流れとなっている。
ALPS処理水
福島第一原発から発生する汚染水に放射性物質除去処理をした水を指していたが、政府は海洋放出を決めた13日に定義を変更し規制基準値以下となっているものだけを呼称すると発表。しかし貯蔵中の7割は基準値以上で定義に当てはまらない。
日米共同声明
16日に初の対面会談を行った日米両首脳は「新たな時代における日米グローバル・パートナーシップ」を発表。
「台湾海峡の平和と安定」「両岸問題の平和的解決」が明記され、ウイグルに対する人権問題への「深刻な懸念」も盛り込んだ。