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#現代用語Today

2021年7月

熱海市土石流災害

静岡県熱海市の伊豆山地区で3日午前に起きた土石流で5日までに4人の死亡が確認され、県と市は安否不明の住民64人の氏名を公表。捜索活動が続いている。
建物約130棟が被害を受け5日正午時点で500人以上の住民が避難した。

五輪ファミリー

「ぼったくり男爵」トーマス・バッハ会長や「緊急事態宣言下でも五輪開催」と言い放ち顰蹙を買ったジョン・コーツ副会長などのIOC関係者。東京都の緊急事態宣言で4都県の会場では無観客開催が決定したが彼らは入場可とも報じられている。

酒類提供禁止

まん延防止等重点措置(まん防)から緊急事態宣言になることで変わるほぼ唯一といってよい点。
応じない店の情報を金融機関に提供し順守を呼びかけるとの西村経済再生相の発言が権限の濫用と指摘されると、菅首相はその趣旨を否定した。

子宮移植

子宮のない人に他人の子宮を移植し出産できるようにする移植医療。海外での成功例があるがまだ実験的な段階。
是非を検討してきた日本医師会は容認する考えをまとめたが、患者の救命が目的ではないためドナーのリスクが見合わないなどの指摘も。

ヒートドーム

上空に停滞した高気圧が熱い空気をふたのように閉じ込める現象。
6月にカナダで史上最高となる気温49.6度を記録し、熱中症での多数の死者や山火事などの被害が出た。
人為的な気候変動がなければ起こらなかっただろうと分析されている。

抗体カクテル療法

新型コロナウイルスの中和抗体2種類を組み合わせた点滴薬で、19日に特例承認された。コロナ治療薬では初の軽症者用で、重症化抑制が期待される。
国内での承認は「レムデシビル」「デキサメタゾン」「バリシチニブ」に続き四つ目。

相模原事件から5年

2016年7月26日未明、神奈川県相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で元職員の男が施設に侵入、入所者19人を殺害し職員含む26人に重軽傷を負わせた。20年には裁判員裁判で死刑判決が言い渡され、控訴を自ら取り下げ確定した。

黒い雨訴訟

広島で原爆投下後に降った放射性物質を含む雨を国指定の援護区域外で浴びた人たちが、被爆者手帳の交付を求め勝訴した訴訟。
県と市が上告断念を求めるなか政府は強硬に反対してきたが、政権の支持率低下を背景に一転上告しない判断となった。

ロードプライシング

高速道路で混雑する区間や時間帯に値上げするなど料金を変動させる制度で、利用者を分散させ渋滞を防ぐのが目的。
首都高では五輪関係者の移動のため期間限定で実施中だが、国土交通省は今後制度として本格的に導入する検討に入った。

 

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